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【マンガ感想】天国大魔境(2)/石黒正数

天国大魔境(2) (アフタヌーンコミックス)

天国大魔境(2) (アフタヌーンコミックス)

 

天国大魔境の2巻を読んだ。

 

今回は、キルコの過去話からスタートした。前回のことをちょっと忘れてしまっているのだけど、実は男みたいな話だったのは覚えている。そんなことになった経緯についてだ。

 

ざっくりいうと、キルコの肉体は桐子という女性のものだが、精神はその弟である春希という少年のものなんだそうだ。春希は人食いに襲われて(というか自ら戦いを挑んで)肉体の大半を失う損傷を負ってしまう。そのまま意識を失い、気が付いた時には姉の体になっていたというなかなかに壮絶な過去があった。

 

雰囲気、脳移植的なアレがあったような感じだが、それをやった医者が、なぜそんなことをしたのかが良くわからない。なぜなら、桐子は別にケガを負っていなかったからだ。そうなると、桐子の体に春希の脳が移植されたんだとすると、桐子の脳はどこにいっちゃったの?という疑問が出てくる。どうにも医者と名乗るおじさんが怪しかったので、もしやよからぬ目的のために桐子の脳を持って行ったのではないかという気がしてくるが、今のところまだわからない。

 

中盤で魚タイプの人食いとのバトルがあったが、これはなかなか面白かった。キルコの武器もマルの特殊能力も使わず、地の利を生かしたアイデアで敵を倒すところが良かった。船の中でのチェイスシーンはスピード感とスリルがあったし、こういうのがいいんだよ。

 

謎の施設の話は、今回はあまり進まなかったのだが、「赤ちゃん」の姿はちょっとショッキングだった。この施設は一体なんなのだろう。まさか人食いの生産施設?だとすると人間にしか見えない子供たちの意味とは? 子供たちが同時多発的に何かに目覚めそうになっているのも興味深い。この一見平和で時間の止まったような世界で、何が起きようとしているのだろう。

 

中枢にいると思われる、ミーナと呼ばれている存在はなんなのか。妊婦をイメージさせるフォルムからして、あの異形の赤子を生んだ存在か?などと思ってしまうが、これもまだわからない。そもそも人間なのか、人間ではない存在なのか。アレで人間だったら、あまりにもむごいといいうほかないのあが。

 

マルとキルコは新たな街で何と出会うのか。そして施設の謎は解けるのか。なかなか続きが出ないので、内容を忘却してしまうのがこまりものだが、楽しみに次の巻を待ちたいと思う。