明日の君に会いに行く

絶え間なき離婚危機と戦うブログ

【読書感想】ブギーポップ・スタッカート ジンクス・ショップへようこそ/上遠野浩平

ブギーポップの原作を読み返すプロジェクト第11弾。実は、読んでから半月近く立ってしまっており、ちょっと、というかかなり記憶があいまいだったりするのだが…なんとか感想を書いてみる。 

ブギーポップ・スタッカート ジンクス・ショップへようこそ (電撃文庫)

ブギーポップ・スタッカート ジンクス・ショップへようこそ (電撃文庫)

 

この話には、シリーズの最重要人物であり、統和機構の中枢でもある"オキシジェン"が登場する。彼は、不二子という女性と知り合い、ジンクス・ショップという一種の占い屋のような、ちょっとしたジンクスを客に提供する店を開くことになる。その運命に巻き込まれるようにして、ギミー・シェルター、スイッチスタンス、ホワイトライオット、シェイムフェイスとそれぞれ呼ばれる4人の能力者が集う。さながら、オキシジェンの操る糸に操られるように…。

 

というわけで、4人の能力者が登場する。話の中心にあるのはオキシジェンとジンクスショップなんだけど、視点になるのはこの4人である。それぞれが思惑をもって、それでいて全く異なる角度からジンクスショップにかかわっていく様は、いかにもこのシリーズらしい。

 

その中でも、ホワイトライオットはまあ雑魚である。ブギーポップに、かなり豪快なやられ方で葬られてしまう。ギミー・シェルターとスイッチスタンスはいずれも女性で、恐ろしい能力をもち、それを生かす意志力も兼ね備えている。こんなやつがほいほい存在しているとは、実にぶっそうな世の中と言わざるをえない。ブギーポップも倒すべき世界の敵に事欠かないわけである。

 

そして、もう一人、シェイムフェイスはなかなか面白い。高齢で、とある一族に長く使えている人物である。この人物が終盤で、とある目的のためにブギーポップと共闘するのだが、このシーンがなかなかに熱いのだ。MPLSにもいろいろな能力があるだけでなく、その性格もいろいろだ。それに、強い老人キャラってうのが結構ツボなんだよなあ。

 

色々あって、事件は収束する。オキシジェンは一時退場するのだが、その時に後継者候補として認識されるのが、あの末間さんであった。このシリーズでは、新刻さんや末間さんなど、一般人でありながらその意志力の強さを強調されている人物が何人か登場する。彼女らが、これから統和機構そのものとどのように関わることになるのか。楽しみでもあり、不安でもある。

 

それにしても、こうして読むと全く具体的な内容に触れていない…。やっぱり読んだらすぐに感想を書かないとだめだな。

 

過去の感想

【読書感想】ブギーポップは笑わない/上遠野浩平 - 明日の君に会いに行く

【読書感想】ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーター/上遠野浩平 - 明日の君に会いに行く

【読書感想】ブギーポップ・イン・ザ・ミラー パンドラ/上遠野浩平 - 明日の君に会いに行く

【読書感想】ブギーポップ・オーバードライブ 歪曲王/上遠野浩平 - 明日の君に会いに行く

【読書感想】夜明けのブギーポップ/上遠野浩平 - 明日の君に会いに行く

【読書感想】ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師/上遠野浩平 - 明日の君に会いに行く

【読書感想】ブギーポップ・カウントダウン エンブリオ浸食/上遠野浩平 - 明日の君に会いに行く

【読書感想】ブギーポップ・ウィキッド エンブリオ炎生/上遠野浩平 - 明日の君に会いに行く

【読書感想】ブギーポップ・パラドックス ハートレス・レッド/上遠野浩平 - 明日の君に会いに行く

【読書感想】ブギーポップ・アンバランス ホーリィ&ゴースト/上遠野浩平 - 明日の君に会いに行く