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【読書感想】ソードアート・オンライン(21)ユナイタル・リング1/川原礫

 

 

ソードアート・オンライン21 ユナイタル・リングI (電撃文庫)

ソードアート・オンライン21 ユナイタル・リングI (電撃文庫)

 

 現在アニメが絶賛放映中のSAO最新刊。

 

 

物語の始まりは2026年9月末。アリシゼーション編が2026年8月までの話なので、キリトは1か月と少しで新しい事件に巻き込まれたことになる。なんとも忙しいことだ。ちなみにキリト18歳、アスナ19歳の誕生日を間近に控えているということで、SAO事件発生時には中学生だったキリトも成長したものだ。アンダーワールドで2年過ごしているから、精神的にはもう20歳ということになる?。

 

で、今回新たに挑むゲームの名は「ユナイタル・リング」。ジャンルはサバイバルMMO。キリトやアスナたちは、突然放り込まれた新たなゲーム世界で、右も左もわからないまま、手探りでゲームを進めていくことになる。

 

感想をまとめるとこんな感じだ。

・そんなのあり?強引すぎる新ゲームへの導入

・軽装を通り越して、物語の8割パンイチで冒険するキリト

・直葉さんにマウントポジションで起こされたい

・過去最高にリズベットが頼りになる展開

・まさかの意外なキャラクター登場

 

まず、新ゲーム「ユナイタル・リング」はサバイバルゲームということで、あまり良く知らないのだけど、裸一貫なにもないところから素材を集めて自分でいろいろ作らなくてはいけない感じのやつなのだが、キリトたちがそのゲームを開始する展開がとんでもない。そんなのあり?という感じで、さすがにちょっと驚いたというかあきれたというか。まあ、根底にある、「シード規格の無数のゲームたちの統合」という概念には、なるほどと納得しておく。

ぶっちゃけデスゲームでもない、いつでも現実に戻れるという条件のもと、緊張感を演出するのは大変と思うが、今のところかなりワクワク感とピリついた不穏さが同居していていい感じだと思う。

 

そんなわけで、新ゲームに移行して装備一式をイチから揃えなければいけないのだが、ある事情で初期装備すら失ったキリトはパンイチ状態ですごすことになる…。女性プレイヤーに囲まれてパンイチ状態の男性プレイヤー…はたから見るとまあまあヤバい状況と思われるが、最後の一線は守っていてよかったというべきか。ちなみに女性陣は適切な場面で適切な装備を入手しているので安心だ。さすがSAO、女性ではなく男を積極的に脱がせていくスタイル。

 

キリトがゲームからログアウトしたら、ベッドの上の和人に直葉さんが上からまたがっているというくだりがあるのだが…すかさず跳ね起きたキリトがガードポジションに移行して、直葉が足をじたばたするとかいう流れ、想像したらなんかというか、こう、生々しいなって。こんな風に思ってしまう自分がけがれているのだろうか。

 

そして、サバイバルゲームということで、生産スキルが超重要になってくるのだが、仲間内で生産職といえばリズベット。彼女がいるといないとではゲームの進行が天と地ほどに変わってくるほどの重要人物になっている。たぶんそのためか、最初はキリトたちと別行動になってしまう。劇場版で、リアル剣道部員の直葉がハブられたのと同じ理屈だろう。たぶんこれからバンバン活躍していくと思うので、彼女のファンには朗報だ。

 

そして、新シリーズということで新キャラも登場しているのだが、ここで来るか!という意外な人物も。シリーズのファンなら、いつか出てくるんじゃないかと予想している人も多いだろうあの人が登場。新しいゲームを手探りでプレイするような場面では頼りになりそうだ。あとがきを先に読む派の人は、うっかり最後のページのイラストを見てしまわないように注意だ。

 

そんなわけで、新シリーズは個人的にはすごく良い感じでスタートを切ったように感じている。今回出番のなかったキャラも今後参戦していくだろうし、はやくも次巻が待ちきれない。