明日の君に会いに行く

絶え間なき離婚危機と戦うブログ

イクメン敗北者はどこにいる?

私は、家事育児にそれなりに参加、貢献していると思っている専業主婦の夫です。

でも、はっきりいって、達成感、満足感はありません。妻から感謝されることもありません。

なんでうまく行かないんだろう。なんで妻を幸せにしてあげられないんだろう。どうして今にも離婚しそうなんだろう。いつもそう思っています。

自分は、イクメンとして家族を幸せにしようとして失敗した敗北者です。

 

そんな自分が、男性が書いている家事育児関係のブログを見ていて思っていることがあります。

 

それは、私のような敗北者がいないということ。

もちろん、失敗談を書いている記事はよくあります。しかし、読んでみると

「いや~育児って難しいですね~(テヘペロ)」

「妻と衝突したこともありました…(遠い目)」

みたいな感じで、軽い育児あるあるな感じだったり、「間違いがあったが正解にたどり着いた自分」というスタンスで書かれていることが多い。というか、ほぼこれしかないといってもいい。

 

「どうしてもうまく行かない」

「妻とのすりあわせができない」

「仕事との両立が難しい」

そんな、現在進行形の切実な悩みを書いている人が見当たらないのです。

女性の家事育児ブログでは、育児の悩み、夫との関係、その他「まさにいま現在」の悩みを書いているほうがむしろ主流だと思うのですが、男性だと急にいなくなってしまう。

 

強いて言えば「主夫の日々」さんがありますが、悩みを発信というよりは家事育児を知るものとして世間を啓蒙するという意味合いが強いので、やはり敗北者感はない。

www.kawauchisyun.com

これはなぜなんでしょうか?

 

理由を考えてみる 

仮説1:男性は家事育児を失敗しない。もしくは失敗しにくい環境にある。

いきなりですが、「失敗しない」はさすがにないですよね。

しかし、基本的に男性で家事育児をやっている人は、パートナーとの共同運営であることがほとんどでしょう。専業主夫の方であっても、物理的時間的制約はあるにせよ、いざとなればママも一通りできる知識能力はあると思ってまず間違いない。専業主婦の場合と違い、パートナーが非協力的で自分ひとりで抱え込むというケースはほぼ無いゆえに、「悩み」をそのまま発信することが無く、家庭内で解決した後の「経験」として書くことになる。そういう傾向はあるのではないでしょうか。

それとも、現在の環境で家事育児に積極的に参加するような男性は、時代の先を行く、基本的に優秀な方が多いのでそもそも失敗をしにくいのかも…。

 

仮説2:男性は失敗を書きたがらない。

男性はプライドの生き物といわれます。自分も、めちゃくちゃプライドが高く見栄っ張りです。きつくても平気そうな顔をしたり、明らかにミスっているのに予定通りだと言い張ったりします。

なので、男性は実際には色々と悩んでいても、あまりそのことをブログで発信することはないのかもしれません。

書いたとしても、「子どもに嫌がられる自分」「鬼嫁にいじめられる自分」みたいな、自虐的な笑いの方向にもっていくこともありそうです。このブログでもそんな感じに書いた記事もありました。

 

仮説3:男性は共感を求めないので、悩みを発信する必要がない。

 本当かどうかわかりませんが、一般的に、トラブルにあたって女性は共感を求め、男性は解決しようとするとされています。だとすれば、家事育児で壁にぶち当たったとき、男性はまずどうやったら解決できるのか、そうしたら改善できるのかという方向に考える傾向にあるのかもしれません。

その経過をブログでレポートする、成功した結果をライフハック的に書く。確かに、男性の家事育児ブログではこんな記事を良く見かけますので、観測結果とあわせてうなずける仮説です。

しかし、結局解決できなかったらどうなるんでしょうか。その場合は公開されない? 

 

仮説4:単純にそういう人が少なすぎて目に付かない

 みもふたもないけど、根本的にはこれが正解でしょう。そもそも自分で悩むほど家事育児にガッツリ参加している男性は少数派。その中で、さらにブログなりで継続的に情報発信しようという人はさらに絞られる。

 

だから見当たらない。いたとしても、目立たない。はてなブックマーク人気エントリーに上がってくるようなことは皆無に等しい。そういうことなんでしょうね。

 

やっぱり仲間が欲しい

男性の家事育児ブログを見ていると、みなさん自信満々に情報発信されていて、羨ましいと同時に、なんで自分はうまく行かないんだろうという劣等感が増幅します。じゃあ見るなといわれると、男性視点の記事は独特で面白いのでそれはそれとして読ませていただくわけですが。

しかし、やはり共感できるような敗北者の話も読みたいんですよね。

dual.nikkei.co.jp

先日話題になったこの記事。モラ山ハラ夫、サイコがパスってる、メンがヘラると言われ放題でしたが、個人的には、「自分なりの考えで家事育児に向き合ってきた男が、その失敗を語った」という意味で非常に共感するところがありました。そして自分もサイコがパスってるんだな、と思いました。

これを読んでいるイクメン敗北者(だと自認している方)がもしいれば、ぜひなにか書いて欲しいなと思います。だって、世の中のママがこれだけ悩み、苦しんでいる家事育児の問題に参入した男が、みんながみんな成功するわけないじゃないですか。絶対に、うまく行かなくて苦しんでいる人もたくさんいるし、これからそういう人は増えていくはずなんです。

その時、男性の間でも遠慮せず失敗や悩み苦しみを発信できる雰囲気があったほうがいい。そんなふうに思っています。