色々と詰め込みまくりだった第1話から一転、ゆったりペースだった第2話。基本的には、キリトとユージオが出会って木を切ってるだけの回だった。
二人の出会いが最重要イベントなのはわかるので、ここをじっくり描いてくれたのはよかった。初対面のキリトに対してほとばしるユージオの優しさとか、最初は警戒していたものの、なにか懐かしさを感じながら打ち解けていくキリトの感じが、両声優さんの演技も相まって、すごく丁寧に表現されていたと感じた。さりげない会話のなかでも、ユージオが従来のNPCではありえないほどの繊細な感情を持ち合わせていることや、それでいて禁忌目録という謎ルールを疑いもせず妄信しているギャップなんかも伝わってきた。
途中でキリトが木こり作業を交代しようと申し出る場面、原作読んでなかったら、きっとここでキリトの主人公パワーが発揮されてサクッとギガスシダーが削れるんだろうなって予想しただろうな。そんな感じの演出だったし。しかし実際はやり直し含めてうまくいかず、ギガスシダーを切り倒すことの難しさ、というかはじめから無理みたいな諦め感があった。300年間7代にわたってひたすら同じ木を切ってるっていう事実のインパクトはすごい。
村に案内されてからの、衛士に絡まれてソードスキルを披露する場面、その前の天職は剣士っていうセリフも合わせてすごくカッコよかったけど、原作であったっけ? 忘れてしまった。後で読み直してみよう。ギガスシダーの時にソードスキルが発動しなかったのは、武器種の問題なのかな。まあ、1話まるまる「???」で終わりそうな今回だから、途中にちょっとくらい主人公力を発揮するシーンがあってもいいよね。
ともかくキリトさんすげえと思ったのは、わけのわからない世界に一人放り出されてからの戸惑いから、なんとか世界のことを知ってサバイブしようっていう方向に秒で切り変える鬼メンタル。ゲーマーらしならぬ、初対面の人とのコミュ力もあるし、これは人間としてあこがれるわ…。思えば、アスナにしろリーファにしろシノンにしろ、自分からすいすい話しかけて仲良くなっていったし、実はキリトの一番すごいのは仮想世界での戦闘能力じゃなくて、この鬼メンタルとコミュ力からなる適応能力なんじゃないか?
推理能力もすごい名探偵キリトによって、この世界が仮想世界であり、すでに内部時間で300年以上が経過していること、ユージオはじめとする住人は、数年以上の人生をこの世界で生きてきた自覚を持つ存在、おそらくは人間の魂をコピーして人口フラクトライトとでもいうべき存在であること、が見えてきた。ただ、ここからどうやって現実世界に帰還すればいいのか?は全く不明のまま。これからどうなるのか…は次回に続く。
そういえば、セルカは思ったより幼い感じだったけど可愛かったな。ユージオと目が合った時の二人の微妙な反応もなんかよかった。次回はセルカももっと出番あるだろうし楽しみだ。
過去の感想
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