第14話は、一日外出録ハンチョウによる番組ジャック。確か第1話の感想で、前半トネガワ後半ハンチョウでいいみたいなことを書いたが、まさかの半分どころか1話まるまるハンチョウをやるとは予想外の展開…っ!
前半は、スーツを着てサラリーマンに扮し、立ち食いそば屋にてランチビールとつまみ、締めにそばとしゃれこむ大槻。
ビールコップ1杯で顔面が夕暮れの空のごとく赤に染まる自分にとって、仕事中のランチビールはありえない選択…! そもそも、それほど酒が好きでないのでランチにまで酒を飲みたい気持ちはピンと来ないのが現実だ。
しかし、休日子どもを連れてあくせく買い物などしているときに、喫茶店で優雅にお茶しながら文庫本など読んでいる人を見かけたときに感じる、憎しみにも似た激烈な羨望、自分もあの高みに登りたいという悪魔的誘惑…っ! あれと同じものと思うと、大槻に肴にされたサラリーマンたちの気持ちも理解できるかもしれない。したたかに酔っぱらって黒服に送還される大槻は、あの瞬間まさしく人生を謳歌していた。
後半は、錦糸町は思い出の定食屋で思いもいかけぬメニューと遭遇した大槻。自分は、定食屋で謎メニューはけして頼まない…。定番のから揚げ定食、生姜焼き定食…変化球を投げてもせいぜいが焼き魚定食。中華ならばチャーハンか中華丼という王道を行くタイプだ。
だが、大槻を見ていると、あえての謎メニューチャレンジも悪くないのかもしれないと思わされた。ご飯が進むオムレツライス、食べてみたいものだ。
ちなみに自分は、から揚げ定食を頼んでマヨネーズが付いているとラッキーと思うタイプだ。コレステロール的な奴がやばいだろうか…?
そしてラストは、店主との25年の時を超えた交流が涙を誘う。まあ、あれだけ顔が変わってなければそりゃ気づくだろう。学生時代の大槻、バンドブームのころだったのだろうか。なかなかに充実した青春時代を送っていたようだ。それが、何があって今は帝愛の地下に送り込まれることになったのか。人生とはままならないものだ。
OPでは最後のほう、車のシーンと港のシーンで利根川が大槻にちょっと差し替えられていた程度だったが、EDにはかなりがっつりと大槻が登場していた。これは、今後も時々ハンチョウの放送があるっていうことだろうか? 正直、今回の2エピソードを見る限り、トネガワ以上にワンパターンな感じになりそうだが大丈夫か? 少し心配になってしまった。
過去の感想
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