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【マンガ感想】天国大魔境(1)/石黒正数

それでも町は廻っている」の石黒正数さん新作、「天国大魔境」を読んだ。

 

天国大魔境(1) (アフタヌーンKC)

天国大魔境(1) (アフタヌーンKC)

 

 とりあえず謎が謎を呼ぶ感じの1巻だった。

 

外界から隔絶された施設で暮らす子供たち。学校があり、清潔に管理された建物の中で、一見すると楽しそうにのびのびと暮らしている。そんな子供たちの一人、ささやかな予知能力を持つらしいミミヒメは、友人のトキオに「私をここから助け出してくれる二人組の一人は君にそっくりな顔をしている」と告げる。彼らが暮らすエリアの外側には壁があり、その外がどうなっているのか、子供たちは誰も知らない。

 

一方、荒廃した日本を旅する男女、キリコとマル。世界には20年近く前に何かの災害が起こり、生き延びた人々は、残された物資を拾い集めたり、小さな集落を作って細々と生活している。マルは、どこかにある「天国」を求めて東京から旅にでて、キリコはそのボディーガード役。二人は、人を喰う謎の怪物を退治したり、いろいろな人に出会ったり襲われたりしながら、旅を続けていく。

 

と、そんな二つの場面が交互に描かれていく。この二つの場面がどういう関係にあるのか、今のところ全くの不明。キリコたちが旅する世界のどこかに、ミミヒメやトキオの世界があるのか。それとも過去か未来なのか。全く異なる別の世界なのか。それは今後明らかになるのだろう。

 

気になるのは、二つの世界に容姿が似たキャラクターがいることだ。ありがちな設定で考えれば、隔離エリアで暮らす子供たちは誰かのスペアっていうパターンがあるけど、外の世界があれだけ荒廃しているとその設定は無理がありそう。ただ、キリコ絡みで、いつの段階でかは不明なれど、かなり高度な医療処置が施されたことが示唆されているので、まだわからないか。でも石黒さんがそんな普通な設定にはしないよなあ。

 

あと印象的なのは、キリコがかわいい。いつもの石黒主人公女子キャラっぽくちょっととぼけた感じなんだけど、やたらと多い着替えのシーンを見ると、おおっ?結構すごいぞ…となる。しかし、最後に衝撃の事実が…。これはマルならずともショックですねえ。

 

面白かったし、とにかくわからないことばかりなので、早くも次が気になって仕方ない。多分この世界には、想像を超えるとんでもない秘密が隠されているに違いない。