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専業主婦の夫は、結局何をどこまでやればいいのか?

家事や育児についてのブログをよく見ますが、「専業主婦(夫)」「共働きの夫(妻)」「シングルマザー(ファザー)」の方が書かれているものがほとんどです。なにか欠けていますよね? そう、「専業主婦の夫」という立場から書かれたものがほとんどないのです。もしあったとしても、「仕事をバリバリこなしながら、家事育児参加も万全! 会社と妻に感謝! 」みたいな、私からするとファンタジーにしか思えないようなエリート男性のもので、普通の人の書いたものが少ないように思います。そこで、普通(より下)の「専業主婦の夫」として、家事育児について思うところを書いてみたいと思います。

 

専業主婦と専業主婦の夫 

最近は、「専業主婦」という、ある時代においては当たり前だった生活スタイルが、実は色々と問題のあるものだったことが認識されはじめています。

 

例えば、ワンオペ育児の問題だったり、社会から孤立してしまう問題だったり、金銭面や時間の自由が夫と比べて相対的に利きにくい問題だったり、自分の悩みや気持ちを相談する相手がいない問題だったり、収入がないために罪悪感や劣等感を抱いてしまったり、夫婦間の問題が生じた際に立場が弱いために泣き寝入りせざるをえない問題だったり、問題が山積みです。

 

そしてその反動として、「専業主婦の夫」というポジションが、妻に育児家事を押し付けて平気な顔をして、自分だけ趣味を楽しみ、友人や職場の人と交流し、妻への共感もなく、家族の収入源であることをいいことに暴君として振舞う、最低のゲス野郎の象徴として批判の対象になることもしばしばです。

 

では、「専業主婦の夫」は何をどうするのが正解なのか? どこまでやれば「専業主婦の夫」として適切な役割を果たしていると認めてもらえるのか? それについては、ほとんど語られていないように思います。

 

理想の「専業主婦の夫」 とは

上に書いた、専業主婦が抱えている問題点を解消するのが正しい「専業主婦の夫」だとするなら、こんな条件が考えられると思います。

①外での仕事以外の時間は極力家事育児を行い妻の負担を軽減する。

②妻が外に出る機会(友人と会う、習い事など)を後押しし、その間の家事育児を担う。

③自分と同等の「お小遣い」「自由時間」を妻にも割り振る。それができない場合は自分も妻と同様に我慢する。

④妻の話を聞く。相談に乗ったり雑談をしたりして対話の時間を十分に取る。夫婦の時間を過ごす。

⑤妻の自尊心を尊重し、感謝の気持ちを伝える。

そして、付け加えるならば、「専業主婦の夫」であればこれも必須ではないでしょうか。

⑥大黒柱として収入を稼ぎ、家族の生活を支える。

どうでしょうか? ここまでやったら、「専業主婦の夫」として認めてもらえますか? それともこんなもんじゃまだまだ序の口ですか? 

 

自分について(自己採点)

上の条件に自分を当てはめてみると、

①まあまあ

毎日19時半に帰宅し、その後の家事育児は全て担当している。妻は私の帰宅と同時に業務終了(相談の時間以外)。休日は妻は洗濯を担当、その他(掃除、炊事、買い物など)は私が担当。娘と遊んだり、非定型の買い物(服や家電、おもちゃ、幼稚園グッズなど)は家族で行く。

ただし個々のクオリティは低い。やり忘れやうっかりミスも多い。

②できている

そもそも妻がそんなに用事を作らないので頻度は少ない。年に2,3回程度。むしろもっと行って欲しい。いくらでも行って欲しい。昔も今も、娘と二人で過ごすことには何の問題もない。

③まあまあ

収入に余裕がないので、妻に十分な余裕資金を渡せないため、自分も我慢。遊びにいかない。どうしても出なければいけない飲み会も最初の30分で帰っていつものルーチンをこなす。私の戦闘力、もといお小遣いは1万円です。

④まあまあのつもりだが…

毎日30分~2時間は会議をしている。議題は不妊治療から夕食のおかず、ママ友との人間関係、健康状態、などなど多岐にわたる。ただし私の話は聞いてもらえない。

残念ながら会議、議論、ケンカで終始し、穏やかな夫婦の会話などは皆無。

⑤ダメ

自分に余裕がなく、妻に優しい言葉をかけたり気遣ったりすることに頭が回らない。妻からは感情のないロボット、共感する能力のない欠陥人間と思われている模様。

⑥普通?

稼ぎは普通だが、これ以上出世の見込みなさそう。クビにならないよう会社にしがみつく底辺リーマン。

 

この内容で、総合して何点もらえますか?

おそらく妻の採点は、10点~20点だと思います。もしかしたらマイナスかもしれない。つらい…。

 

結局どこまでやればいいのか? 

専業主婦の仕事には、ここまでという終わりがないとはよく言われますが、ということは裏返しとして、「専業主婦の夫」の仕事にも終わりがないのです。だって、二人で協力して家のことをやる以上、どっちかの仕事だけが終わるという状況はありえないのですから。

 

という中でも、専業主婦は頑張りすぎであるという認識が共有されつつあるため、わかっている人からは「手を抜いていい」「頑張らなくていい」という働きかけがあります。一方、「専業主婦の夫」については、「奥様の話を聞いて共感してあげるだけでいいんですよ」的な説もあれば、「奥さんが仕事をしてようがしていまいが、家事育児を折半するのが当然」的な話も目にします。それぞれの家庭によるといってしまえばそれまでですが、幅が広すぎて目安になりません。

 

一般論として、そもそも「専業主婦の夫」が家庭に貢献している率があまりにも少なく、とりあえず何でもいいからやれ!いいからやれ!という状態からのスタートであるため、いざ本腰を入れようと思ったとき、「もっと!もっと!」という圧はいくらでもあれど、「そのくらいでいいんじゃない」というストッパーがないのが厳しいところです。

 

自分の素直な気持ちとしては、今の生活はきついです。朝起きて、ギリギリまで娘の相手をして、会社に出勤。定時そこそこには会社の仕事を切り上げ、家庭に出勤。日付が変わる頃、ようやく労働から解放されます。休日も似たようなものです。昼休みや通勤時間がない分、休日のほうがしんどいかもしれない。そんな生活を5年以上続けてきました。

 

しかし、現状妻の要求事項を満たせているかと言えば、ノーと言わざるを得ません。じゃあもっと頑張れるのかといえば、それもまたノーです。今の生活を続けることすら、もう限界だと感じ、娘が成長して手が離れるのを心待ちにしています(もちろん寂しさもありますが)。そんな状況で、結局どこまでやったらOKなんだろう?という疑問がわき、今回の記事を書きました。まあ、とりあえず目の前の作業をこなしていくしかないわけですが…。