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絶え間なき離婚危機と戦うブログ

我が家の妊活と不妊治療(後編)

我が家の妊活と不妊治療(前編) - 怒られる男の日記

の続きです。

 

3.幕間(承前)

娘が生まれてすぐ、妻が育児ノイローゼ状態になったことは前に書いた。

親の資格をなくしかけた日のこと - 怒られる男の日記

なんとかかんとか乳児期を乗り切ったら、今度はイヤイヤ期がやってきた。妻も私も疲労困憊しており、二人目はもう少し落ち着いたら考えようと話していた。

そして、娘が4歳のある日、いよいよ二人目妊活を開始することになった。

なったのだが、正直、このときには、私は二人目を作ることに対して及び腰になっていた。ざっくりいうと、娘が生まれてからの日々が大変過ぎて、もう1回ゼロからはじめる勇気がなかったということだ。ただ、妻は、まわりも二人目、三人目を授かっている中、自分もなんとしても二人欲しいという強固な意志を持っていたので、その気持ちを尊重することにした。

 

4.ホルモン異常期

そして、タイミング法でのトライを何度か行った結果、今回もわりとスムーズに妊娠にいたった。

しかし、結局このときは、初期流産してしまった。

クリニックで検査したところ、妻の黄体ホルモンの値が基準値より少なく、妊娠を維持しにくい体になってしまっているとのことだった。もちろん流産の原因かどうかはわからない。ただ、今後のことを考えると、排卵時期に合わせてホルモンを補う薬を服用することが必要になった。

妻はこれ以降、娘がイヤイヤだからとかいって先延ばしせず、もっと早く二人目を作ればよかったと後悔し続けている。実際には、そのころ妻は毎日いっぱいいっぱいで、もう一人なんて余裕はとてもじゃないけどなかったと思う。

 

5.精子がいない期

さて、その後も半年ほどタイミング法をトライしていたが、残念ながら妊娠にはいたらなかった。いよいよ、私たちはもっと積極的な不妊治療を選択することにした。まずは費用も比較的安く、体への負担も少ない人工受精である。

そして、いよいよ決行の日。妻と私は、クリニックに同行し、私は持参した検体を提出した。小一時間ほど待たされた後、医師に呼ばれた私たちは衝撃的な事実を告げられた。

精子がいない。

正確には全くいないわけではないのだが、通常妊娠できる基準値とされている精子数が1mlあたり1500万体以上に対し、私のはその十分の一を切っていた。これは、どんな措置を行っても、妊娠不可能と思われる数字である。

なぜ、いつからこんな事態になったのか。もちろん一人目が普通にできたのだから、最初からいなかったわけではない。というか、この衝撃の日の半年ほど前、別のクリニックで精液検査を行った際には、普通の数値だったのだ。

この半年間に私の体に何かが起きて(これについてはいつか書くかも)、精子がいなくなってしまったのだ。

今度は私が治療を受ける必要がある。紹介された泌尿器科にいき、まずは器質的な問題(瘤ができて管が詰まっているとか)でないかを、触診で確認。そうではないことがわかったので、服薬で精液の質改善を試みる。しかし、特効薬のようなものは存在せず、サプリメント漢方薬を飲んで様子を見るしかないということだった。

結局保険適用される漢方薬を貰い、継続的に検査を受けることになった。

 

余談・精液検査のこと

不妊治療中に色々なところで精液検査を受けたし人工授精のための採精もしたけど、場所によってやり方が結構違う。
不妊治療専門のクリニックなら、それ用の設備(雑誌とかDVDとか)がある採精室が用意されていることが多い。婦人科・産科(つまり女性向け)のクリニックではトイレでするように言われることもある。

簡易的な検査(精液量や精子濃度はわかるけど運動量、正常な精子の率はわからない)をやるクリニックもあって、こういうところはそもそも部屋はないのでどこか外部で採精してから持っていかないといけない。

値段的には、大体10,000円前後かかる。簡易検査だと8000円くらい。あと、泌尿器科で検査したときは、治療のためということで保険適用されたのか、3000円くらいだった。

 

 

6.現在

その後、治療のおかげか一時的な減少だったのか、精子数についてはギリギリ正常といっていい値に回復した。しかし、何度か人工授精を行ったが妊娠にはいたっていない。助成金を受けられる年齢ギリギリになっているので体外受精へのステップアップも考えているが、これは人工授精と段違いに妻の体に負担がかかる。

体外受精の大まかな流れは、卵を取り出して→受精させて→胎内に戻すわけだけど、卵を取り出すくだりでどういうやり方をするかで負担がまた大きく違ってくる。現時点で健康体に程遠い妻に、その負担が耐えられるのか? 場合によっては夜間に通院しなければいけない。既にいる娘をどうするかも夫婦で考えないといけない。もちろん比較的マイルドな方法を取ることも考えられるが、そうすると体外受精をするメリットが薄れる。

一応クリニックに相談する計画だが、正直、今の様子だと二人目は難しい。あとはどこまでやって納得するかの世界になりつつある。

でも、妻は絶対に、絶対にあきらめられないという。色々な負担を考えて、ストップをかけるべきなのか、それとも妻の意思を尊重してとことん突き進むべきなのか、悩んでいる。