明日の君に会いに行く

絶え間なき離婚危機と戦うブログ

【アニメ感想】彼方のアストラ PV第1弾


TVアニメ「彼方のアストラ」PV

 

彼方のアストラ、アニメは2019年7月開始だそうで、早速PVの第一弾が発表されていた。

 

宇宙を一人さまよう少女のもとに、謎の人影が助けに来るという構成なわけだけど、いやーなんかカッコいい、と言うか渋い! 英語のナレーションとか似合いそうな感じの、いかにもハードなSF作品ですよっていうオーラをぷんぷん匂わせている。

 

もちろん本編も作りこまれた王道のSFという面はあるんだけど、決してゴリゴリのハードSFっていう感じではないので、このPVはあえてファン向けに本気度合いを出しつつも遊び心も見せちゃいました的な、スタッフの本気度と茶目っ気が両方味わえる内容だった。

 

しかし、数多い名シーンの中でもここをチョイスするってのは面白い。これ見たら、宇宙を旅しながら船外活動なんかもバリバリやる感じなのかなって見えると思うんだけど、ぶっちゃけ、宇宙空間に出るシーンってここだけだからね。まあ、宇宙感を出すためにはここがよかったんだろうなあ。

 

まだカナタとアリエスしか声優さんの情報など出てきてないのかもしれないけど、他のメンバーも含めてわちゃわちゃやってる様子なんかも早く見てみたいな。

 

 

 

【アニメ感想】ソードアート・オンライン アリシゼーション 第23話「アドミニストレータ」

間に合った!

 

何が間に合ったかというと、テレビである。いままで、独身時代から使っている32型のテレビを使用していたのだが、もう製造から10年を経過し、時々映らなくなったりと不調が続いていた。じゃあ買い替えようかという話が出たととたんに突然治り、粘る、粘る…。いよいよ新機種の情報収取などしてみると、値段が上がったり下がったり、まるで株価をウォッチしているかのように一喜一憂し、もうさすがに決算セールに合わせて買おうじゃないかと妻と話し合ったのが先週のこと。土曜日に購入して木曜日に到着、ついに55型テレビがアリシゼーション前半のクライマックスに間に合った。はじめて大画面で見るSAOはまた格別だった。

 

前回ラストで、カーディナルもそろって、これで勝てる!みたいな雰囲気からの子の展開は、原作でも何度も読んだとはいえやはりショッキングだ。ボロ雑巾のようにずたぼろにされる姿が痛々しかった。

 

それをうけてのユージオの決意。カッコイイよ、かっこいいんだけどさあ、なんであんな風に悟ってしまったのかなあ、これが自分の役割なんだって。もちろん、彼の献身がなければこの局面を突破することはできなかったのかもしれない。結果としてそうだったとてえも、やはり自分を犠牲にするような方法を、自分の役割だと考えることは悲しく感じてしまった。

 

もしかすると、ユージオのとってのアリス、アリス・ツーベルクの魂がセントラルカセドラルのてっぺんたるあの場所に存在していることを悟ったからだったのかもしれないな。自分の旅の主着点はここなんだって思ってしまったとか。

 

実際のところ、アドミニストレータの悪事はいろいろあるけど、このソードゴーレムのくだりは一番ひどいと思う。整合騎士たちの記憶のかけらが鍵になっているということは、エルドリアのお母さんだとかデュソルバートの奥さんとか、そういう人が剣になっている可能性が高いってことだよね。それは残酷すぎるよ…。

 

結果色々立あって、ユージオの剣フォームによってソードゴーレムを退け、アドミニストレータとのケ山に突入する。はじめ、ショックのあまり動けないキリトをアリスがかばい、そのことをきっかけにアインクラッド時代の思い出がよみがえり、とっさに体が動く流れ、最高だった。そのあとの、なんだまだうごけるではないですか→俺に任せて休め→そうさせてもらいますの流れも大好き。

 

来週は、オープニングでも描写されているキリトとアドミニストレータの一騎打ちが開戦か。ああ、ついにここまで来てしまったんだなあ。アリシゼーションのアニメが始まってから、いや、製作が発表されたくらいからずっと、この日が来るのが楽しみでありつつも怖かった。しかし、ここはしっかりと目を開いて見届けたい。大きくなったテレビで…。

 

過去の感想

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【マンガ感想】彼方のアストラ/篠原健太

 

彼方のアストラ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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ずっと読みたいと思いながら読めていなかった「彼方のアストラ」を読んだ。噂にたがわぬ、いやそれ以上の傑作だった。リアルタイムで連載を追いかけていれば良かった、と心から思った。傑作なんて言葉では言い表せない。冒険と友情と恋と、挫折と成長、未知へのあこがれや畏れ、裏切りと秘密、謎と謎解き、明かされる意外な真実…物語を面白くしてくれる要素すべてがわずか5巻の中に凝縮された、とんでもない化け物作品だ。

 

舞台は近未来、2063年。ケアード高校の生徒8名+一人の妹の総勢9名は、宇宙港に集められる。5日間の宇宙キャンプに出発するためである。ほとんどが初対面同士のメンバーが、高校生だけで協力し合い、異星での生活を体験するという恒例行事だ。とはいえ、異星とはいっても国立公園に指定されている安全な場所で、なんの危険もないはずだった。

 

ところが、現地に到着し、引率の先生が星を離れたときに状況は一変。突然出現した謎の球体に飲み込まれた一同は気が付いたら宇宙空間に放り出されていた。パニックになりながらも近くにあった無人の宇宙船に逃げ込み、難を逃れたと思ったのも束の間、さらなる驚愕が待っていた。彼らが飛ばされたのは、故郷から数時間のキャンプ場上空ではなく、数千光年も離れた遥かな宙だったのだ。

 

残されたすべは、宇宙船で帰還するしかない…が、帰還に要する旅路は超高速航行をもってしても数か月、手持ちの水と食料はせいせい3日分、宇宙船に満載することができても20日分が限度。絶望する中、メンバーの一人が、途中で水と食料を補給可能な惑星に立ち寄りながら、自給自足で旅をすることを提案する。惑星データから導かれたたった一つのルートに従って、9人の、未知の惑星5つを冒険しながらの旅が始まった。

 

と、いう感じの話だ。基本的にはド直球のSF冒険もので、9人のメンバーが、惑星に立ち寄っては食料を補給するために探検し、そこで様々な危険や未知の生物や現象に遭遇し、時には命の危険に陥りながらも協力し合って難を逃れていく。

 

しかし、そこに、彼らがこの旅をする原因となった謎の球体はなんだったのか、これは事故だったのか、それとも何者かによって仕掛けられたものだったのか、という謎が加わってくる。メンバーの中に裏切り者がいることも示唆され、楽しい冒険の中にも緊迫感が走る。

 

いや、話は逆なのかもしれない。突然のアクシデントにより故郷から遥かかなたに放り出されての強いられた冒険にもかかわらず、一同の冒険は本当に楽しそうなのだ。彼らも、事故についての疑問や裏切り者への疑いは持っているのだが、それでも笑顔で困難に立ち向かってそれを乗り越えていく姿ばかりが印象に残る。それは、篠原さんの作風によるところもあるだろうし、何よりも主人公のカナタのキャラクターによるところが大きいと思う。

 

カナタは、宇宙の探検家を目指す少年だ。抜群の運動能力を持ち、その腕で何度も仲間の危機を救う。でも性格的には底抜けに前向きで、でもおっちょこちょいで、みんなから突っ込みを受けまくっている。でも、そんなカナタの回りに自然と人が集まり、彼をリーダーとして認めていく。ただ明るいだけのキャラクターだけじゃなくて、過去や家庭環境に影を持っているのだが、そのことがかえって彼に深みを与えている。そんな、王道の主人公だ。

 

仲間たち一人一人も個性的で、有能で序盤から能力を発揮し活躍するものもいれば、ある目的のために仲間と距離を置く者もいるし、自分の殻に閉じこもってしまうものもいるのだけど、たぶん嫌いなキャラがいる人はほとんどいないだろう。それほど、みんなが魅力的で、そんな9人の冒険に自然とのめりこんでいってしまう。

 

ここまでは作品のメイン部分であるSF冒険ものとしての魅力やキャラクターについて書いてきたけれど、この作品のもう一つの側面にも触れておきたい。それは、ものすごく作りこまれた良質の謎解きものであるということだ。

 

上にも触れたが、彼らが旅をするきっかけとなった謎の球体の件や、仲間の中にいる裏切り者のこと、そしてそもそも彼らがはるかな宇宙に飛ばされた理由など、数多くの謎があり、それらについて序盤から用意周到に伏線が張り巡らされている。そして終盤での怒涛のような種あかし連発に驚きと興奮が止まらなかった。何気ない会話、ちょっとした違和感、それが一気に蘇ってきて、年間ベスト級の良くできたミステリーを読んだ時に匹敵する感覚が味わえた。

 

この手の作品でありがちな、「偶然集まったメンバーにそんな各分野をカバーする有能が揃うわけないだろ」みたいなお約束にすらちゃんと理由がある。なんなら、彼らの過去を振り返らない前向きさすら、物語上のご都合ではなく、必然的な原因があったことには驚きを通り越して感動してしまう。一人の人間に、ここまで細部まで考え抜いて世界と物語とキャラクターを作りこむことができることが、すごいとしか言いようがない。

 

いろいろ書いてきたけど、とにかく言いたいことはめちゃくちゃ面白かったってこと。SF好き、ミステリ好き、冒険もの好き、とにかく物語が好きなあらゆる人にとって、どこか楽しめる要素がある作品だと思う。それらが全部好きな自分のような人間には、一種の理想が現実化したような5巻、49話だった。

 

どうやらアニメ化が決定しているらしく、このボリューム感ならかなり原作に忠実に作れるのではないかと思われる。これからもまだ楽しみは続きそうだ。

【読書感想】北天の馬たち/貫井徳郎

貫井徳郎さんの「北天の馬たち」を読んだ。 

北天の馬たち (角川文庫)

北天の馬たち (角川文庫)

 

横浜の馬車道で、母と喫茶店を営む毅志。ある日、貸し部屋にしていた2階を、皆藤と山南と名乗る男たちが借りることになった。そこで探偵事務所を開いた二人は、経験豊富な大人で、自由に、人生を楽しんでいた。不器用で口下手な毅志は二人にあこがれ、少しでも近づきたいと探偵仕事を手伝うようになるが…。

 

貫井さんらしい、一筋縄ではいかない曲者なミステリだった。一見すると、二人のベテランと新人がトリオを組み、様々な事件を解決していくオーソドックスな作品に見える。特に、冒頭、喫茶店の2階に二人が転がりこんでくるくだりにいたっては、古き良きミステリの風格を漂わせており、横浜馬車道の雰囲気もあいまって、クラシカルな探偵小説の趣すらある。

 

ところが、実際に読んでみるとだいぶ印象が異なる。最初の事件は、女性に乱暴したという男を、わざと窃盗に走らせ、現行犯で逮捕させるというもの。ところが、この男、女性に乱暴を働くようなタイプにはみえず、むしろ女性に苦手意識を持っている様子。さらにいうと、いくら悪者を懲らしめるためとはいっても、わざわざ別の犯罪を犯させて逮捕させるというのはいくら何でも遠回りすぎやしないか?

 

二つ目の事件は、ある結婚適齢期の女性に素敵な男性を引き合わせて欲しいという、これまた奇妙な依頼から始まる。3人は、首尾よくターゲットをとある男性に引き合わせることに成功するのだが、女性の側が問題のある行動に出る。裏に潜んでいたこの問題を解決して一件落着となればいいのだが、解決した後も奇妙な後味が残る。どの事件をとっても、二人のベテランは毅志になにかを隠しているようなのだ。

 

そして3つ目の事件…ほかならぬ毅志自身が暴漢に襲われたことに端を発する事件によって、隠されていた事件の本当の意味が明らかになる。それぞれの事件に残っていた違和感や事件同士の意外なつながりなど、鮮やかにまとめて見せたのはさすがだ。それまで指示を受けて動くだけだった毅志が自ら動く展開も良かった。

 

通して読んでみての印象としては、個々の事件は違和感を持ったまま終わって、最後に全ての謎が解けるという、短編集の皮をかぶった長編という感じ。なかなか斬新な構成だったと思うのだが、よく考えると、「個々の事件の謎解き」部分を端折った手抜き短編集だったともいえる気もする。良くできた連作短編集は、個々の事件においても十分以上の謎解きを見せつつ、全体での仕掛けも両立させるものだから。

 

そう考えると、やはりちょっと物足りない作品ではあった。貫井さんは、ミステリでは事件の謎が解けると誰が決めた?的なことを言ったりする人だから、個々の短編に謎解きを与えなかったのもあえてなのかもしれないが…。

【アニメ感想】ソードアート・オンライン アリシゼーション 第22話「剣の巨人」

昨晩は妻と大ゲンカして、疲労のあまり思わず寝落ちしてしまった…。しかし、SAOアリシゼーションはしかと見届けたよ。

 

チュデルキン戦、これで終わり?っていうレベルであっさりだったな。原作ではもうちょい手こずったイメージがあったけど。この戦い、アリスが防ぎ、ユージオが牽制し、キリトが決める、3人の初めての共同作業って感じで感慨深い…。ただ、ユージオが神聖術でチュデルキンの気を引くくだり、あえて本人ではなくチュデルキンが最も敬愛している最高司祭を狙うことで注意を引いたユージオの「策士感」があまり表現されてないような気がして残念だった。単にへちょい神聖術をアド様にかき消された印象だけ残ったような気が。

 

そして、キリトのヴォーパルストライク! もっと突撃していく技だと思っていたが、剣先が伸びて敵を貫く感じだった。何より、技を放つ瞬間にアインクラッド時代の黒コート姿になったのがかっこよすぎでしびれた。GGO編の死銃戦でも同じようなことがあったし、オーディナルスケールのラストバトルでもあったけど、前者はあくまでイメージ的な演出で、後者はユイがSAO時代のセーブデータをロードしたという説明があった。今回は、完全にキリトが心意の力で現実を上書きしたという感じなのかな。ユージオにも認識されてるみたいだったし。

 

中盤の、キリトとアド様(空気イス状態)の問答も見ごたえがあった。完全にキリトを現実世界の人間と理解した存在はカーディナルに続いて2人目。現実世界の人間を神としてとらえていたカーディナルに対して、アド様は、自分が現実世界にすらも影響力を行使できると思っているように見える。その自信はいったいどこから来るのか。支配こそが存在意義…みたいなセリフかっこよかったな。やはりアド様もまた、自分の信じるもののために生きる存在だった。

 

ついにソードゴーレム爆誕。キリトとアリスという人界最強クラスの使い手が一瞬で2人とも屠られたインパクトはやはり強烈。自分にとっては、SAOにおいて、アインクラッド編のグリムリーパーと並ぶトラウマモンスターだ。巨大蜘蛛と化したシャーロットの奮戦も印象的。彼女は本来の意味でのAIではなく入力と出力の蓄積に過ぎないみたいなことをカーディナルがいっていたけど、それ言ったらユイがまさにそういった存在なんだよな。惜しい蜘蛛を亡くした…。

 

カーディナルの登場と、キリト、アリスの復活。とうとう全員がそろい、並び立った。いよいよ最終局面を迎えるセントラルカセドラル編。寂しいような、楽しみなような。なんとも言えない気持ちで来週を待つ。

 

過去の感想

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【読書感想】ブギーポップ・スタッカート ジンクス・ショップへようこそ/上遠野浩平

ブギーポップの原作を読み返すプロジェクト第11弾。実は、読んでから半月近く立ってしまっており、ちょっと、というかかなり記憶があいまいだったりするのだが…なんとか感想を書いてみる。 

ブギーポップ・スタッカート ジンクス・ショップへようこそ (電撃文庫)

ブギーポップ・スタッカート ジンクス・ショップへようこそ (電撃文庫)

 

この話には、シリーズの最重要人物であり、統和機構の中枢でもある"オキシジェン"が登場する。彼は、不二子という女性と知り合い、ジンクス・ショップという一種の占い屋のような、ちょっとしたジンクスを客に提供する店を開くことになる。その運命に巻き込まれるようにして、ギミー・シェルター、スイッチスタンス、ホワイトライオット、シェイムフェイスとそれぞれ呼ばれる4人の能力者が集う。さながら、オキシジェンの操る糸に操られるように…。

 

というわけで、4人の能力者が登場する。話の中心にあるのはオキシジェンとジンクスショップなんだけど、視点になるのはこの4人である。それぞれが思惑をもって、それでいて全く異なる角度からジンクスショップにかかわっていく様は、いかにもこのシリーズらしい。

 

その中でも、ホワイトライオットはまあ雑魚である。ブギーポップに、かなり豪快なやられ方で葬られてしまう。ギミー・シェルターとスイッチスタンスはいずれも女性で、恐ろしい能力をもち、それを生かす意志力も兼ね備えている。こんなやつがほいほい存在しているとは、実にぶっそうな世の中と言わざるをえない。ブギーポップも倒すべき世界の敵に事欠かないわけである。

 

そして、もう一人、シェイムフェイスはなかなか面白い。高齢で、とある一族に長く使えている人物である。この人物が終盤で、とある目的のためにブギーポップと共闘するのだが、このシーンがなかなかに熱いのだ。MPLSにもいろいろな能力があるだけでなく、その性格もいろいろだ。それに、強い老人キャラってうのが結構ツボなんだよなあ。

 

色々あって、事件は収束する。オキシジェンは一時退場するのだが、その時に後継者候補として認識されるのが、あの末間さんであった。このシリーズでは、新刻さんや末間さんなど、一般人でありながらその意志力の強さを強調されている人物が何人か登場する。彼女らが、これから統和機構そのものとどのように関わることになるのか。楽しみでもあり、不安でもある。

 

それにしても、こうして読むと全く具体的な内容に触れていない…。やっぱり読んだらすぐに感想を書かないとだめだな。

 

過去の感想

【読書感想】ブギーポップは笑わない/上遠野浩平 - 明日の君に会いに行く

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【読書感想】レジまでの推理 本屋さんの名探偵/似鳥鶏

似鳥鶏さんの、書店を舞台にしたミステリー短編集、「レジまでの推理」を読んだ。

 

レジまでの推理: 本屋さんの名探偵 (光文社文庫)

レジまでの推理: 本屋さんの名探偵 (光文社文庫)

 

舞台は 西船橋にあるとある書店。学生アルバイトながら他のバイトへの指示出しやら店舗管理全般をまかされている青井君が語り手だ。では雇い手たる店長は何をしているかというと、バックヤードでひたすらポップを書いたりしている。一見怠けているようだけど、店長のポップをつけると魔法のように本が売れるというのだから、文句を言うわけにもいかない。そして、この書店には時折不思議な事件が起こる。そんな時、青井君はじめバイトメンバーでああでもないこうでもないと考えるけれど、結局謎を解いて事件を解決するのは店長なのだ…。

 

と、そんな感じの設定で描かれる、お仕事もの要素の強いミステリー。私自身、大学生の時には小さな個人経営の書店でアルバイトをしていたので、書店のお仕事風景も含めてなかなか楽しめた。

 

「7冊で海を越えられる」は、海外での仕事が決まったとあるお客様からの相談で、海外いきのことを伝えたら喧嘩になってしまった彼女から、突然7冊の本が送られてきた。内容的にも小説あり絵本あり社会学ものあり、全く脈絡がない7冊に、どんな意味が込められているのか?という話。

 

「全てはエアコンのために」では、引っ越しを手伝ってもらった友人が、部屋から作家のサインが入った本を盗んでいったらしい、一体どうやって、そしてなんのために?という相談が持ち込まれる。

 

この2編の特徴は、本が題材になっていつつ、本の内容ではなく、物理的なモノとしての本が謎解きのカギになっている点だ。普通書店が舞台のミステリといえば、鎌倉が舞台の某シリーズをはじめ、作品についてのうんちくがたっぷりと出てくるものだと思っていたが、この切り口には驚かされた。面白いかはともかく、意外性はばっちりだ。

 

と思うと、「通常業務探偵団」では、サイン会を実施したのをきっかけに、ある作家のストーカーを探すことになる。物理的モノとしての本という題材はネタ切れかたまたまか姿を消し、わりと普通のミステリの方向に舵がきられている。

 

そして最後の「本屋さんよ永遠に」では、斜陽産業である出版業界の、そのさらに一番厳しいところにいる、書店の経営という問題に切り込んでいく。物語のトーンも、3作目までのどこかおきらくムードとは一転して暗鬱な雰囲気が垂れ込めている。最後は社会派で締めかな、と気を緩めていると、渾身の仕掛けがあったりするので、油断できない。

 

最初の2編が軽めのジャブ、そして3作目で少々大ぶりのフックを振り回し、最後は狙いすましたストレートであご先を射抜く。良く考えられた構成だったと思う。個々の作品は軽量級だが、1冊通して読んでみると、なかなかの良作といってもいいんじゃないだろうか。

 

というわけで、面白かった!